代田橋の老舗 スイスパンが食べられる「Grune Backerei」

最近メディアや雑誌等でパン特集をよくみかけます。世田谷区だと下北沢~三軒茶屋周辺、渋谷区だと笹塚~幡ヶ谷周辺はよくみかけますよね?

今回はパン屋さん激戦地笹塚のお隣、代田橋の老舗パン屋さん『Grune Backerei(グリューネベカライ)』さん(以下カタカナ表記)をご紹介します。

駅前の老舗パン屋さん

代田橋駅南口を出て、栄光会商店街を真っすぐ歩けばパンの焼けるいい匂いがしてきます。
以前ご紹介したカジュアルアラビア料理屋『Baba Meena』さんと薬局を挟んでお隣、駅から1分以内でお店に到着。

かわいらしいパンの木が描かれたガラス張りのお店は明るく、開放感があります。
店名はドイツ語でGrune=緑、Backerei=パン屋。
Gruneには未熟なという意味もあるそうで、「お客様に支持され、立派な大木となれるよう努力します」というご店主の気持ちが表れています。

スイスの伝統製法で作られたパンがたくさん並ぶ店内

店内にはたくさんのパンが並んでいて、いつもどれにしようか迷ってしまいます。
パン以外にもクッキーやプリン、ラスク、クリスマスにはシュトーレン等もあり人気です。

低温長時間発酵とスイスの伝統的な製法によって、丁寧に作られたパンは300種類近くあり、まだすべてお目にかかったことはありません。
行くたびに新しい出会いがあってワクワクするパン屋さんです。

焼き立てパンを求めてくる常連さんたち

店先の立て看板や店内にパンの焼ける時間が書いてあり、それに合わせて買いにくるお客さんがたくさんいます。
行く曜日や時間帯によって置いてあるパンの種類が違うので、お目当てのものがあれば電話で予約や問い合わせをした方がいいかもしれません。

人気なのはスイスの田舎パン「ランド・ブロート」、ライ麦の酸味がほんのりしてしっとり食感。
食パンはなんと3種類あり、好みに合わせて選ぶことができます。
最近は甘い食パンが流行りですが、昔ながらの砂糖が入っていない食パンが食べたくなることもありますよね?グリューネベカライさんでは、同じお店でどちらも買えますので気分や用途に合わせて選んでみてください。
また大き目のパンは1本と1/2が選べるものが多く、ライフスタイルに合わせられるのもうれしいポイント。

町のパン屋さんならではの1品

まだまだ人気商品があります。その中でもこちらのどうぶつパン!
どうぶつの形をしたシンプルながらかわいらしいパンです。こちらも日によってどうぶつが違いますので、子どもたちも選ぶのが楽しみですね。
そして、こんなにいろいろなどうぶつパンを作るのは大変なはずなのにお値段が…90円(税込)!(2023年時点)
グリューネベカライさんは、おいしいパンがリーズナブルなのも大変魅力的です。

お店を代表する珍しい編みパン

スイスの伝統的な編みパン「ツオップ」が買えるお店は珍しく、こちらも人気商品の1つ。
卵、バター、ミルクをたっぷり使った、やさしい甘さのふんわりパン。
ツオップは4~5本のパン生地で編まれているのですが、パン生地をきれいに細長くするのは意外と難しいです。単純に真っすぐではなく真ん中が少し太くなるように、そしてシワができないようにしないと焼き上がった時に表面がきれいになりません。編んでまとめるのも、力加減によってきれいに膨らまないので熟練の技が必要ですね。

軽い食感で大きいサイズでもすぐに食べられますが、グリューネベカライさんにはツオップ(小)もあります。どうぶつパンの横に写っているのですが、こちらはアイシングがかかっていてシャリシャリ、ふわふわのまた少し違った食感。アイシングの分、甘みも強くなるのでおやつにぴったりです。

左下は白イチジクのパンとバナナカップケーキ。小ぶりで食べやすいので間食用によく買います。
白イチジクパンはイチジクがたくさん入っていて、チーズと一緒にワインのお供にぴったり。バナナカップケーキはしっとり、フワフワですがクルミがアクセントになって小ぶりながら食べ応えがあります。
朝食はもちろん、ランチやおやつにもなるパンがたくさんあるので、ぜひ好みのパンをみつけに行ってみてください。

Grune Backerei(グリューネベカライ)
住所:東京都世田谷区大原2-17-15
アクセス:京王線「代田橋駅」から徒歩約1分
TEL:03-3324-5562
営業時間:平日10:00-20:00/土・祝10:00-19:00
定休日:日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。