3月になり、陽ざしがぽかぽかしてきましたね。
八百屋さんの店先にも明るい色が増える季節。ぜひ食卓に春を取り入れましょう!
新鮮・おいしい・お買い得!三拍子揃った八百屋さん
幡ヶ谷六号通り商店街の八穂昭(やおしょう)は、昭和54年から40年以上続く八百屋さん。
店頭にはいつも元気な掛け声が響いています。
大田市場直売店の八穂昭には、毎日新鮮な野菜と果物が並びます。
しかもお買い得。「ひとつじゃなくて1カゴでこのお値段なの!?」とびっくりしてしまう、まさしく超大特価な品も。
手書きの値札には、野菜の産地や特長、おすすめの食べ方なども書かれています。
ただでさえつやつやぴかぴかのおいしそうな野菜たちだというのに、「今が旬」「根っこまでうまい!」「味の濃さが違います」なんて言われたら、ついたくさん買ってしまうのも致し方ないというものです。
かくいう私も、「茄子買って帰ろうかな」「あ、たまねぎ切らしてたんだった」くらいのつもりで立ち寄ったはずの日も、気づけばあれこれ買い足して両手に買い物袋を提げていることがしばしば……。
たらの芽やふきのとう、うるいなど、山菜も入荷しています。
忙しい年度末、山菜の香りとほろ苦さから春の息吹を感じてエネルギーチャージすべきかもしれません。誰か私のために天ぷら作ってくれないかしら。
珍しい国産の生きくらげもありました。筍、海老、卵と一緒に中華風に炒めるのとかいいですね。
あらためて写真を見ているだけでも脳内買い物かごが着々といっぱいになっていきます。
果物も充実していますよ。
それにしても、本当にPOPの謳い文句が絶妙です。どれもおいしそうで迷ってしまいますね。
野菜も果物も、一部を除きバラ売り大歓迎とのこと。
「この野菜が欲しいけど食べきれるかな……」「いろんなフルーツを1個ずつ食べたい」、そんな時はお気軽に店員さんに声をかけてみてください。
ごろごろ春野菜のポトフを作りました!
この日私の心を奪っていったのは、まるくて大きな三浦産の春キャベツ。
春とはいえ朝晩はまだ肌寒いので、あたたかいものが食べたいところです。
キャベツが活躍するあったかメニューといえば……、ポトフ!
というわけで本日は、春キャベツ、北海道のほくほく男爵いも、色鮮やかな茨城のにんじんを買ってきました。
断面もいい色です!
包丁を入れた時の音もたまらなかったので、がまんできず一番外側の葉っぱを1枚まるごとつまみ食いしちゃいました。瑞々しくてやわらかいです。これは何もつけなくてももりもり食べられますね。
キャベツは4等分、じゃがいもはまるごと、にんじんは大きめの輪切りにしました。
普段スープを作る時はお気に入りの野菜だしを使っているのですが、せっかくの採れたて春野菜、今日は塩・胡椒だけにしてみましょう。
煮込みすぎるのももったいないので、お水は少なめに、3分だけ圧力をかけます。
ちなみに、ベーコンやウィンナーを圧力鍋で煮るとスープの味は抜群になるのですが、それと引き換えに肉本体が味気なくすかすかになってしまいます。圧力鍋を使う場合は、最初にオリーブオイルで炒めて旨味を引き出した後、煮込み時間には一度取り出しておくのがおすすめです。
ごろごろ春野菜のポトフ、完成です!
野菜の甘みと肉の旨味のハーモニーが、控えめに言っても最高でした。
シンプルな料理だからこそ、素材の力が存分に発揮できたと思います。
八穂昭のInstagramでも旬野菜を使ったメニューが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。お買い得情報もお見逃しなく。
今日は看板猫クロちゃんに会えるかな?
さて、実は八穂昭にはもうひとつ魅力があるんです。
それは看板猫のクロ。野菜や果物と並んで丸くなっていたり、閉店後のシャッター前で丸くなっていたりします。
この日は店頭では姿を見なかったので、「今日クロちゃんは?」と聞いてみたところ、「この頃寒いので、近くの日当たりのいい駐車場にいることが多いですね」とのこと。
帰り道に運良く、ひなたぼっこ中のクロに会えました!
「クロちゃん!!」と声をかけると、ニャーと鳴きながらとことこ近づいてきてくれました。
顧客サービスもばっちりですね。人懐っこくてとってもかわいいです。
(元地域猫なので、去勢済のしるしに右耳がカットされています)
「おいしい野菜や果物がいっぱいあるから、みんなも八穂昭にお買い物に来てニャ」
八穂昭
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-5-3
アクセス:京王新線「幡ヶ谷駅」北口から徒歩3分
営業時間:10:00頃-19:30頃
TEL:03-3374-0040
定休日:日曜日、祝日の月曜日