今日の晩酌は何にする?幡ヶ谷「花田屋酒店」で家飲みをもっと楽しく!

みなさん、お酒はお好きですか?
幡ヶ谷にはおいしい居酒屋さんやオシャレなバーもいろいろありますが、時にはおうちでまったりマイペースに呑むのもいいですよね。

というわけで本日は、晩酌のおともを求めて花田屋酒店にやってまいりました!

幡ヶ谷六号通り商店街の入口から徒歩30秒、昭和6年創業の酒屋さんです。

お酒の種類も銘柄も充実!さて、何を飲もう?

まず目に飛びこんでくるのはワインです。フランスワインを中心に、なんと700種類以上の取り扱いがあるんだそう。気軽に楽しめるデイリーワインからこだわりのヴィンテージワインまで、幅広いラインナップ。エチケットを眺めているだけでもわくわくしてきますね。

最近ちょうどワインをテーマにした漫画を読み返しているのですが、葡萄の品種、生産地の気候風土など、ワインの個性が生まれる背景にはさまざまな要素があるんだなと、その奥深さを感じています。
今まで家でワインを飲む機会はそれほど多くなかったので、まずはオススメのPOPを参考に、いろいろ試してみたいと思います。

ワインセラーもあります。ワイン経験値が上がったら、ここにあるワインを飲む日も来るかしら……?

ビールも、国内大手メーカーの定番商品に加えて、地ビールや海外ビールなどが並びます。
実はビールってちょっと苦手だったのですが、以前旅先で飲んだクラフトビールはおいしくて、どうやら自分はエールビールなら飲めるんだなってことがわかってきました。
水曜日のネコは缶のデザインがかわいいし、だいだいエールも気になります。

花田屋酒店にはオンラインショップもあるのですが、ワインとビールは取り扱い商品の種類が多すぎて掲載されていないくらいなんですよ。
(お問い合わせすれば対応していただけるそうですので、ワイン愛好家・ビール党のみなさんもご安心ください)

ウィスキーやスピリッツ、リキュールもずらり。
おうちカクテルに挑戦してみるのも楽しそうですね♪

本日の1本目は八丈島の芋焼酎

うきうき気分で酒棚の間を回遊した結果、最初に選んだのは八丈島の芋焼酎『情け嶋 芋』。

“沖で見たときゃ鬼島とみたが 来てみりゃ八丈は情け嶋”という、島の民謡・八丈ショメ節の歌詞から名づけられています。八丈島といえば東京都とは思えないような南の楽園というイメージですが、江戸時代には流刑地でもありました。密貿易の罪で鹿児島から流されてきた商人・丹宗庄右衛門が地元九州の芋焼酎の製法を伝えたことが、島酒の原点になったのだそうです。

さて『情け嶋 芋』、ふんわりとしたさつまいもの甘みのあとに香ばしさが来ます。
「おや、この香ばしさは……?焼き芋焼酎に近いものも感じるけど、それならもっと甘さが前面に出てきそうだし……」
ラベルに書かれた原材料を見て納得。麦麹で仕込んでるんですね!

ひとりで勝手に膝を打ってしまいましたが、一般的に芋焼酎に使われるのは米麹なんです。
調べてみたところ、八丈島での焼酎造りが始まった頃は飢饉対策のために米を使った酒造りが禁じられていました。また、昭和に入って観葉植物を栽培する農家が増えたことで原料の芋の確保が難しくなり、島の蔵元は麦焼酎の導入を検討、麦と芋のブレンド焼酎も生まれました。

こうした積み重ねで、麦麹芋掛け焼酎・麦芋焼酎・麦焼酎という独自の焼酎文化が育まれてきたんですね。歴史を知ると、より味わい深く感じます。

中央が麦、赤い鬼のラベルが麦芋ブレンドタイプの『情け嶋』。『御神火』は伊豆大島の麦焼酎です。

もちろん島酒だけでなく、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、泡盛などなど100種類以上が揃っています。
個人的には、特に芋焼酎が銘柄ごとの飲み比べが楽しくておすすめです。クセが強いと思われがちですが(そしてそういうどっしり系の芋焼酎もとてもおいしいです)、例えば、紫芋やオレンジ芋を使った芋焼酎は華やかでフルーティ、炭酸割りがよく合います。

おすすめの日本酒を選んでもらいました!

日本酒も、蔵元直送を中心に150種類以上という充実ぶり。冬のしぼりたてや秋のひやおろしなど、その季節ならではのお酒も入荷されます。

どの商品も試飲したうえで仕入れすることを心がけているという花田屋酒店。
今日はお店に伺う前から、店員さんにお酒を選んでもらおうと決めていました。
レジにいらしたお兄さんに得意なお酒のジャンルを質問してみたところ、一番詳しいのは日本酒とのこと。

「おすすめの日本酒を教えてください!」
「お好みの味わいとかありますか?」
「キリッとした感じかな……」

おすすめしてもらったのがこちら、山形県のお酒『上喜元 純米吟醸 完全発酵 超辛口』です!
名前のとおり、日本酒度+15の超辛口なのですが、ドライすぎず、口当たりは円みを感じるほど。ほどよい吟醸香とお米の旨みで、するっとキリッと、とても飲み心地のいいおいしいお酒でした。

みなさんもぜひ花田屋酒店でお気に入りの1本を見つけて、家飲みをさらに楽しんでくださいね♪

花田屋酒店
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-5-1
アクセス:京王新線「幡ヶ谷駅」北口から徒歩約2分
営業時間:11:00-20:00
TEL:03-3377-6447
定休日:1月1日-1月3日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。