笹塚で本場の味！「西安ビャンビャン麺」で食べ応え満点の中華を堪能

エリア＆駅	東京都渋谷区笹塚京王線笹塚駅
カテゴリー	グルメ中華料理

笹塚駅から徒歩2分ほどの場所にある「西安ビャンビャン麺」に行ってきました。
飲食店が軒を連ねるクラウン街の一角にあり、駅からは屋根付きの通路を通れるので、雨の日でもほとんど濡れずに行けるのが嬉しいポイントです。

明るく開放的な店内でゆったり食事

店内は新しく清潔感があり、テーブル席の間隔がバランスよく配置されています。
明るく開放的な雰囲気で、おひとりさまでもグループでも気軽に立ち寄りやすいお店だと感じました。

ちなみに「ビャン」という字はこのように書きます！

この日は私一人で平日の夕飯時に訪問しました。
すでに店内は賑わっていて次々とお客さんが入ってきます。うん、人気がうかがえますね！
笹塚エリアで着実にファンを増やしている様子でした。
店員さんは中国の方で、テンポの良い接客が印象的です。
無駄がなくテキパキとした対応ながらも丁寧さがあり、気持ちよく食事を楽しめました。

麺の幅に驚き！本場仕込みのビャンビャン麺

今回注文したのは看板メニューの「麻辣ビャンビャン麺」です。
汁ありと汁なしが選べましたが、スープと一緒に味わいたくて汁ありをチョイスしました。
運ばれてきた料理を見てまず驚いたのは、その器の大きさです。

ラーメン丼をひと回りもふた回りも大きくしたような迫力のあるサイズ感で、思わず「これ、1人で食べきれるかな・・・？」と心配になるほどでした。
器の中にはたっぷりの麺と具材がぎっしり詰まっていて、見た目からすでにボリューム満点。

スープは赤とオレンジが混ざり合ったような鮮やかな色合いで、その上に盛られた香辛料からは食欲をそそるいい香りがフワリと立ち上がっていました。

そして麺を見てさらにびっくり！幅はなんと約3センチくらいあり、見た目のインパクトは絶大です。
これがビャンビャン麺かぁ。うどんやきしめんと比べてもはるかに太く、まるで平たい帯のような独特の形状をしています。
箸で持ち上げると、その重みでずっしりとした感触が指先に伝わってきました。

このビャンビャン麺は、注文が入ってから麺を伸ばして茹でるというこだわりがあるそうです。
耳を澄ませると、生地を打ちつける「バシン、バシン」という軽快な音が店内に響き、麺がぐんぐんと手際よく引き伸ばされていくのが想像できます。

打ちたて・茹でたてだからこそ、麺はモチモチとした弾力と滑らかな喉ごしが際立っています。
一口すすれば小麦の甘みとコシのある食感が口いっぱいに広がり、麺そのものの美味しさがしっかりと感じられました。

麺にはたっぷりの具材が絡みます。
シャキシャキとした食感が心地よい野菜も甘みと辛みのバランスを引き立て、牛肉そぼろはスープの旨味をしっかりと吸い込んでいました。
そぼろ自体にも甘辛い味付けがされており、スープとの相性は抜群です。

そして嬉しいポイントは、角煮がゴロゴロと贅沢に入っていること。

大ぶりにカットされた角煮は、箸で持ち上げるとホロホロと崩れるほど柔らかく煮込まれており、口に入れるとトロッととろけます。
噛むたびに肉の甘みとうま味がじゅわっと広がり、思わず笑みがこぼれるおいしさでした。

ボリュームたっぷりながらも、スープの辛さとうま味が程よいアクセントになっているため、最後まで飽きることなく食べ進められます。
麺のコシとたっぷりの具材が織りなす満足感は想像以上で、「食べ応えがあるのに重たく感じない」という絶妙なバランスが印象的でした。

そしてスープは辛さが3段階から選べます。この日は中辛を注文しましたが、見た目ほど辛さはきつくなく、ちょうど良いピリ辛具合でした。
花椒のビリビリとしたシビれと唐辛子のピリッとした辛さがほんのり効いていますが、辛さが苦手な人でも比較的食べやすい仕上がりだと思います。
辛いものが好きな方なら、大辛を選ぶと満足できそうですよ。

さらに、ひそかに入っているパクチーがスープに爽やかな香りを加えています。麻辣の辛さとパクチーの清涼感が合わさることで、クセになる味わいになっていました。
途中からスープとパクチーを絡めながら食べると、味に変化が生まれ、最後まで飽きることなく楽しめました。