幡ヶ谷駅北口から徒歩約2分とアクセスもいい青空では、おいしくて珍しいモンゴル料理を楽しむことができます。
雰囲気も香りも異国情緒あふれる店内
青空は、六号通り商店街を少し入った路地裏にあるモンゴルレストラン。
内モンゴル出身の店主が故郷の味を広めたいと始められたお店で、羊肉を中心とした豊富なモンゴル家庭料理を提供しています。
路地裏にあるビルを2階にあがり入り口のドアを開けると、モンゴルの文化を感じるようなタペストリーや小物がたくさん並び、どこかほっとするような店内。
「いらっしゃいませ」と日本語が堪能なご主人が優しく声をかけてくれます。
店内は広々としており、モンゴルらしい壁の模様やインテリアが印象的で、席についた後もぐるりとつい店内を見渡したくなってしまいます。
テーブル席の他、カウンター席もあるので、一人で来店しても自分のペースでゆっくりできます。
お客さんの中には、ご主人と現地の言葉らしい言語で楽しそうに会話するお客さんがいたりと、店内は終始とてもリラックスしたムード。
奥の厨房で腕を振るっている様子が見えたり、目の前には珍しいお酒が漬けられている瓶などが並んでいたりと、食事を待つ間にそれらを眺めるのも楽しいです。
テーブルには、モンゴルらしい置物などもたくさん並んでいました。
絶品のモンゴル定番羊肉料理に舌鼓
まず最初に頼んだのは、モンゴル人の間でもよく親しまれているという「チャンスンマハ」。
チャンスン=茹でる、マハ=肉、という意味だそうで、羊肉を塩で茹でた料理です。
羊肉のさまざまな部位を骨ごと3時間以上も茹であげるというのだから驚きです。
写真はハーフサイズは700円で、通常サイズは1,200円です。
サイズが選べるのもうれしいですね。
モンゴルを代表する料理で、とてもシンプルですがこれがとにかくおいしい!
お肉は驚くほどしっとりとしていてとても柔らかく、今まで味わったことのないような食感。
噛めば噛むほどに羊肉の風味が広がりますが、羊独特のクセなどは全く感じられません。
一緒についてくる醤油ベースで少し辛味のある特製のタレとの相性も抜群。付け合わせのにんじんと大根のピクルスもおいしく、お酒のお供としてもぴったりです。
羊肉本来の味をしっかりと味わいたい方にはおすすめの逸品です。
スパイシーな串焼き
羊肉の“茹で”を食べたらぜひ熱々で香ばしい“焼き”も食べていただきたいところ。
串焼きは、ラム・タン・ハツ・鹿の4種類。価格はオープン当時から変わらず1本150円と、とてもリーズナブルです。
この日は売り切れの種類もあり、頼んだのはラム(写真左の2本)とハツ(写真右の2本)。
ラムはたっぷりのクミンが効いたスパイシーな味わいが最高です。ハツには荒めの胡椒がかかっており、歯応えがあるかと思いきやとても柔らかくてびっくりしてしまいました。
青空オリジナルの名物
続いてご紹介するのは、ご主人おすすめの青空特製カレー。
こちらもサイズを選ぶことができ、写真は通常サイズで800円です。小サイズは600円と試しやすいですね。
本来、モンゴルにカレーはないそうですが、ココナッツをベースとしたアジアンカレーを、羊肉と羊肉の出汁を効かせてモンゴル風にアレンジした、青空のオリジナルカレーです。
柔らかい羊肉と、すくうとほろっと崩れてしまうほどの角切りのジャガイモがたっぷり入っています。
ココナッツベースの優しさの中にもじんわりとスパイスの辛みが効いていて、とても丁寧な味わい。
ごろっとした肉の塊ではなく、くたくたに煮込まれた柔らかい羊肉が食べやすく、こちらも独特なクセなどは感じません。
スープカレーのようにサラサラとしていて、白米ともよく合うのであっという間に食べてしまいました。
モンゴルのお酒まで楽しめる
また、お酒が好きな方におすすめしたいのがモンゴルサワー(550円)。
こちらは自家製ヨーグルトを使ったオリジナルサワーで、特に女性に人気なのだそうです。
飲み進めると底には沈殿したヨーグルトが。酸味があり甘くないので、さっぱりと飲むことができます。
どこかアットホームでゆったりとした時間が流れている青空。気さくで優しいご主人にもまた会いたくなります。
ご紹介した料理以外にも、羊肉料理をはじめ、サラダやスープといったメニューなども豊富なので、ぜひお気に入りの一品を見つけていただきたいです。鍋や大皿料理もあるので、家族や友人とシェアするのも楽しそうですね。
モンゴルの雰囲気をそのままに、絶品の羊肉料理を楽しみたい方は、ぜひ行ってみてください!
青空
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷 2-7-9 仲ビル2F
アクセス:京王新線「幡ヶ谷」駅から徒歩約2分
TEL:03-6300-9189
営業時間:17:00-23:30 (L.O 23:00)
定休日:月曜日