いつまでも残って欲しい街の洋食屋さん 幡ヶ谷「ジョリー」

京王新線幡ヶ谷駅の改札口を出た地下道と直結している、「幡ヶ谷ゴールデンセンター地下商店街」をご存じですか?竣工1972年と半世紀の長い長い歴史があります。

昭和の雰囲気が漂う地下街には、中華の名店やファーストフード、喫茶店や蕎麦屋などが並んでいます。
今回は、そんなレトロな地下街にある「ダイニング ジョリー」をご紹介したいと思います!

ダイニング ジョリーってどんなお店?

地下街の奥へ奥へと進むと、ポップなかわいらしいロゴの看板が見えてきました。
カウンター席が4~5席、テーブル席も2人席が4つぐらいの小さなお店ですが、清潔感のある店内は親しみのある「洋食堂」といったテイストで、ほっこりとくつろげる雰囲気です。
店内に入ると、「どうぞ~」と明るく迎えてくれ、やわらかい対応に心も温まります。

この日は、夕食時に行ったので、お酒とおつまみのメニューが書かれた黒板が出ていました。
夜は居酒屋のような使い方もできるようですが、もちろんお酒なしの食事だけの利用も問題ありません!

ご主人は、しゃきっとした白のコックコートを着て厨房に立ち、ベテラン選手であることが一目瞭然です。
料理修行した職人としてのプライドを感じずにはいられません!!!
メニューを見ると、洋食がメインのラインナップ。
どのメイン料理も作り置きをせず、注文を受けてから調理をはじめて提供されています。
プロ意識と心遣いにグッときます!

ジョリーは、昼も夜も洋食を楽しめるダイニングレストランです♪

トロビールとは、何でしょう?

メニューを見ていると、海老のトロビールと書かれた文字が・・・トロビール?
「トロビールってどんなお料理ですか?」とお尋ねしたところ、
「トマトライスにグラタンソースがかかったものですよ。」とのこと。
寒かったこの日にぴったりだなと思い、海老のトロビールをオーダーしてみました。

アツアツの海老のトロビールは、運ばれてきた瞬間にクリーミーなソースの香りが漂い、食欲をそそりました!!!
はやる気持ちをおさえて、ヤケドに気をつけながらいただきましたよ。
トマトライスにベシャメルソース、濃厚なソースで満足感があります。
トロビールはかなり濃厚な食べ物で、しっかりとした味の洋食が好きな方にはたまらない一品だと思います!
しっかりとした味の中にも、やさしさを感じました。

トロビールをさらに調べてみたところ、ドリアの様なフランスの家庭料理。
時に、ライスグラタンとも表現されるそうです。

他にもビーフカレーや、ピラフなど気になるメニューもあったので、次回来た時の楽しみにしようと思います。
ランチタイムは、スープやサラダが付いたお得なセットもあるようなので、ランチにも再度行ってみたいです♪

あれ?ポスターの写真の方って・・・?

店内にいくつか貼ってあるポスターや、テーブルに置いてあるポップの写真には、どこかで見たことがあるお顔が・・・そう!店主ご本人が写っているんです!
見つけたときに、ご本人のお顔とポスターを何度か交互に見てしまいました。
サントリーの企画で撮られたそうで、ご本人も気に入っている様子でした。

お人柄が表れるような、丁寧なお料理を提供してくれる洋食店。
おしゃれな新しいお店が増えてきた幡ヶ谷ですが、ジョリーのような昔ながらのお店もずっと残って欲しいと思います!

幡ヶ谷ゴールデンセンター地下商店街の中でも奥地にあるので、なかなか目立たない場所かもしれないですが、一度は訪れて欲しいお店の一つです。

ジョリー
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目3-1 幡ヶ谷ゴールデンセンター
アクセス:京王新線「幡ヶ谷駅」南口から徒歩約1分
営業時間:11:30~14:00/ 17:00~22:00
定休日:日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。